普通の銀行より3倍以上の利子がもらえる預金先と意外と使える「子供の頃に作った郵便局の口座」

2020/05/27
新しく口座を開設するために銀行に行くと最近では通帳の無いインターネット口座を勧められることが多い。24時間、好きな時間にパソコンやスマートフォンからアクセスできて残高の確認から振込みまで出来るとあって銀行の窓口が開いている時間に足を運ぶことが出来ない忙しい人に人気だ。

その一方で銀行自体がインターネット上に存在する「ネットバンク」も注目を集めている。このネットバンクが人気の理由は便利さばかりではない。一般の銀行に比べて金利や手数料などがかなり好条件に設定されているのだ。

ネットバンクは店舗を持っていないため、人件費や店舗に掛かる費用などコストを圧倒的に抑えることが出来るからである。

例えば、定期預金の利率では約0.25%という一般の銀行と比べて殆どのネット銀行が実に約0.8%と、3倍以上の利率を設定している。振込手数料も同じ銀行内なら手数料ゼロ、他行宛ての振込みでもATMを利用するよりは割安なケースが多い。

また、提携しているネットショッピングサイトがあれば振込手数料が掛からなかったり、100円でも安く買いたいネットオークションを利用する時にも出品者が自分と同じネットバンクを利用している場合は振込手数料を払わずに済むなどの利点がある。自分のライフスタイルに合ったネットバンクを利用すれば、お得感はさらに上がるはずだ。

意外と使える「子供の頃に作った郵便局の口座」

はじめて自分で作った口座は郵便局だったという人は案外多い。子供の頃にもらった毎月のお小遣いやお年玉を貯金するために全国どこにでもあって利用しやすかったのがその理由だろう。

子供ながらに窓口で名前を呼ばれたりキャッシュカードを持たせてもらったりして嬉しかったのは今や懐かしい思い出だ。そんな郵便局の口座だが、意外に「使える」のをご存じだろうか?昔のキャッシュカードや通帳を探してみて、まだ使えるか一度試してみてほしい。

2007年の郵政民営化に伴い「ゆうちよ銀行」と名前こそ変わったものの、口座自体はそのまま引き継がれているので、子供の頃に作った口座が今になって再び活躍するかもしれないのだ。

ゆうちよ銀行でも他の銀行と同じようにインターネットや携帯電話から24時間いつでも利用できて、簡単に振込みなどを行うことができる「ネットバンキング」を利用できる。

他にも同じゆうちよ銀行の口座同士なら送金に手数料が掛からなかったり(1ヵ月5回まで無料)、有料だが他行の口座への振込みや定額貯金や定期貯金の預け入れなどのサービスを行っている。

因みに、ゆうちよ銀行のネットバンキングの利用には申し込みが必要なだけで、特に手数料などが掛からないのも利用しやすい点だ。メインバンクとしてはもちろん、ネットショッピングやネットオークションを利用する際の口座として再び利用してみるといいかもしれない。