光熱費・通信費など固定費の賢い払い方と「割引率」がグッと上がる「前払いシステム」

2020/05/27
光熱費・通信費など固定費の賢い払い方

「固定費」といわれて何に対しての支払いを想像するだろうか。電気・ガス・水道などの光熱費や最近では携帯電話の利用料金やインターネットプロバイダーの利用料金なども固定費の中に含まれる。

こういった毎月決まって支払う費用を少しでも抑えるためにはクレジットカードでの支払いをお勧めしたい。固定費の支払いには銀行口座からの引き落としを利用している人は多いだろう。

毎月届く明細書を手にコンビニエンスストアなどで支払うよりは手間は掛からないが、更にこれをクレジットカードでの支払いに切替えることで支払い額に応じてカード会社のポイントを手に入れることができるのだ。

特典の一例を挙げると、貯まったポイントで商品と交換できたり、キャッシュバックしてくれるケースなどがある。交換できる商品も生活用品や調理器具から図書カードやデパートの商品券などの金券まで様々で、選ぶ楽しみもある。

また、どのカード会社もポイントの交換率は概ね使用額の5%程度の換算になる。たとえ毎月1~2万円程度でも年間で考えると、それなりの額として纏まって来るというわけだ。

また、毎月の支出を管理しようと家計簿をつけようとしても溜まったレシートや請求書を管理しきれずに挫折してしまうのはよくある話だ。確かに水道局や電力会社などから送られてくる請求書では管理するのにも手間が掛かる。

だが、クレジットカードでの支払いにしておけば、カード会社からの明細で一括管理できるというメリットもある。最近では公共料金なら大抵クレジットカードで支払うことが出来るようになった。早速利用しているカード会社の情報をチェックして検討してみてほしい。

「割引率」がグッと上がる「前払いシステム」

どうせ支払わないといけないお金なら、少しでも得になる方法を見つけたいものである。そこで通勤や通学に利用するバスや電車の定期券を思い出してみてほしい。購入期間を1ヵ月より3ヵ月、3ヵ月より半年にすると期間か延びるごとに割引率がアップするシステムになっている。

このように月払いよりも半年払い、1年払いのほうがグッと「割引率」が上がるというケースは普段の暮らしの中に溢れている。

例えば、自動車保険や生命保険、国民健康保険などの各種保険料、個人年金などの支払いでも同様のまとめ払いによる割引が発生する。NHKの受信料に至っては半年で5%、1年で7%の割引になる。

企業側にとっても事前に料金を徴収できたり、口座からの引き落としの回数が少なくなるためコストを削減できるなどのメリットがある。もちろん、まとめて前払いするためには、まとまった資金が必要になるが、こう考えてみてはどうだろうか。

年利0.2%ほどの定期預金の利率は今のご時世なら、どう景気が好転しても流石に1%までは上がらない。ところが、それを解約してまとめ払いに回すことで結果的に4%から5%もの割引を得ることができる。一度検討してみる価値はあるだろう。