銀行では実現できない額の利子がつくお得な積立先と初めての人も楽しんで投資できる「コンテンツファンド」を解説

2020/05/27
銀行では実現できない額の利子がつくお得な積立先

「目標が無いと、なかなか貯金ができない」という人は少なくない。結婚や出産といった具体的な理由があった方が貯金をするにも張り合いが出ます。しかし、そこまで大きな金額ではないものの、普段の小遣いでは足りない少し高い物を買うのに便利な貯金方法々がある。

例えばデパートでの買い物に目的を絞った積立てシステムもそのひとつだ。ブランドの洋服やバッグ、化粧品やアクセサリーなど高価なショッピングにはデパートを利用するという人は少なくないはずだ。

それなら、よく利用するデパートで「友の会」などと呼ばれるサービスを利用してみてはどうだろう。デパートによって呼び方はさまざまだが、基本的なシステムはほぼ同じだ。

毎月一定額を積み立てていくと、12ヵ月後には13ヵ月分に相当する買い物券やプリペイドカードを手にすることができる。毎月1万円ずつ積み立てるなら1年後には13万円の買い物券になって返ってくる。丸々ひと月分かボーナスとして上乗せされることになるのだ。

ちなみに同様の積立てサービスは旅行会社などにもあるので活用してみたい。当然、買い物券はそのデパートでしか使うことができないなど限定はされるが、よく利用するデパートやサービスがあるならこれはお得である。

さらに、デパートによっては系列のホテルやレストランへの優待割引、デパートが主催するイベントへの招待などの特典が付いてくるところもあり、お買い得感はますますアップする。

今の時代、銀行の金利といっても0.2%~0.3%の間をウロウロしている。100万円を1年間預けたとして、利子として増えるお金はたかだか2,000円ほどにしかならない。それに比べれば、年換算で8.3%、さらに利息から税金も引かれないこの積立ては確かに魅力的ではある。

初めての人も楽しんで投資できる「コンテンツファンド」

「低金利時代、銀行にお金を眠らせているだけでは増えません。投資と運用を!」とは証券マンがよく口にするセールストークだが、ひと口に投資といっても初心者にとってはなかなかハードルの高いものだ。

ネット証券会社の登場により株式投資などはインターネットからも簡単に利用できるようになったが、新聞の経済面を急に読み始めたところで気軽に宝くじを買うのとは違ってどの株を購入していいのか情報収集もままならないだろう。

そこで、ここ数年株式や不動産に投資するのではなく、より身近なものへ投資するタイプのファンドが注目を集めるようになった。例えば、映画や音楽、ゲームなどの制作に出資する「コンテンツファンド」と呼ばれるタイプのものがある。

企業からの出資に頼っていたコンテンツの制作費を一般の投資家からも資金を集めるようになったのだ。コンテンツが大ヒットすれば分配される利益も比例して大きくなるという仕組みで、間接的ではあるが「作品に参加している」という一体感と楽しみも味わえる点に魅力がある。

また、ワイン好きな人には「ワインファンド」というものもある。熟成前のワインを買い付けて、数年間熟成させて価格が上がった後に売却、そこから得た利益を分配するというものだ。これは、ワインの本場であるヨーロッパでは古くから一般的な投資として知られている。

そして時代を反映した「エコファンド」これは温暖化対策や太陽光エネルギー、風力発電など環境に関わる事業を行っている国内外の企業への投資を専門にしたファンドだ。利益を得るためだけではなく環境対策の一環といえる。

ぜひ興味のあるジャンルで投資に挑戦してみてはいかがだろう。自分が興味のあるジャンルならば単に経済ニュースを読んだり聞いたりするよりも関連情報が自然と耳に入ってくるものだ。投資の入り口としてはピッタリだといえる。